マウスピース治療
マウスピース治療
顎の筋肉や関節を動かした時に「顎が痛い」、「口が開けにくい」、「音がする」、「ものが噛みにくい」といった症状のことを指します。
言葉としては簡単ですが顎関節症には筋肉の障害(I型)、関節包・靭帯の障害(II型)、関節円板の障害(III型)、骨の変形(IV型)の4つに分類されています。
多少の症状は一時的なもので特別な治療をしなくても改善もしくは自然におさまります。しかし日常生活の中で無意識に行っている習慣が原因となっていることが多いため、それを放置したことで自然には回復不可能な状態になってしまうケースもあるので注意が必要です。
睡眠中におきる歯ぎしり食いしばりが原因となることが多いため夜寝る時に装着するマウスピース(ナイトガード)を作製します。
これは歯ぎしり食いしばりを止めるのではなく、関節への負荷を軽減・緩和させる目的で使用してもらいます。
ここで恐らく皆さんが想像もしくは使用しているマウスピースは柔らかいゴム状のものやプラスチック製だが薄い形状のものではありませんか?
そのようなマウスピースは奥歯や顎の関節に負荷がかかり歯の痛みや顎関節症状を悪化させる可能性があります。
当院のマウスピース(ナイトガード)は歯と顎関節を守るために全部の歯で噛めるように設計しています。
作製には2回来院してもらう必要があります
1回目は専用マウスピースを作るために歯の型を取り、
2回目はお口の中で実際の噛み合わせを確認しながら調整を行います(30~40分)
マウスピースの作製は2回の通院で完成となりますが、実際に使用してみないと分からない部分や修正希望箇所も出てくる可能性があるため1度チェック・調整をさせて頂きます。 その他の注意点ですが虫歯や歯周病が進行している場合はそちらの治療を優先します。理由としてマウスピースが治療によって合わなくなることがあるからです。 以上の点に該当もしくは気になる部分がある方は是非一度ご相談ください。